永源寺管長 道前慈明老師(5/30)

 

禅塾庭に咲く鉄線花

 

現在、永源寺(滋賀県)の管長である

道前慈明(どうまえ じみょう)老師は長岡禅塾の出身である。

昭和42年4月から43年12月までの

1年半余りを禅塾で過ごされた。

 

その老師のDVDが

「禅僧が語る」シリーズの一巻として、

このたび禅文化研究所から発行された。

タイトルは「愚の如く」となっている。

 

道前慈明老師

 

DVDでは、老師の幼少期から現代に至るまでの

経歴が語られているが、

その中で、長岡禅塾のことが、

その動画(門前、寮舎、禅堂)とともに紹介されている。

 

老師は昭和17年生まれで、

京都大学理学部に入学された後、

文学部に転部され、

その頃から禅の世界にのめり込まれるようになる。

そして、「もっと自分を追い詰め、修行がしたい」という気持に駆られて、

長岡禅塾の門をたたかれたのである。

 

当時の塾長は森本省念老師で、

道前老師は森本老師のことを、

ひとつのことを「表から見、裏から見、練りかえして見る」

「智慧の人」と評されている。

 

そのように言われる道前老師も、

禅関係の大部の著書を出されるほどの

優れた学僧であり、

その点では当代随一と言っても過言ではないと思う。

 

数年前、浅井義宣老師の葬儀の折りに

禅塾にお出でいただいたが、

そのときに随分懐かしがれていたことが

印象に残っている。

牡丹の後に咲いた芍薬(禅塾庭)