暑さ寒さも彼岸まで(9/23)
ヒガンバナ/曼珠沙華 (禅塾の庭)
9月20日は彼岸の入り、
朝はぐんと涼しくなりました。
気温は20度くらいでしょうか、
数日前の暑さを思うと嘘のようです。
この日もいつものように朝、池の周りを掃除していると、
何かが池の中で動く気配を感じました。
目を凝らして見てみると、
何とカモが2羽、頭を水面に突っ込んで
仲良く餌を漁っているではありませんか。
はるか北の方から飛来してきていたのですね。
彼の地ではもう冬の到来が間近だったのでしょう。
彼岸の入りとともに涼しくなり、
そして渡り鳥もやってくる。
こうした現象をみていますと、
自然の営みの偉大さを改めて思います。
「天何を言うや、四時、行われる」(論語)
自然は無言のうちに
その運行を遂行しているのですね。
ついでながら、
わが隠寮の月下美人が
この月の中旬に咲きましたので
その画像も載せておきます。
月下美人の花 (禅塾 隠寮)
*この花は、昔、片岡仁志先生から頂いたのですが、
(『禅と教育――片岡仁志の世界』(燈影舎、1994年)p.311.参照)
片岡先生はまた山内得立先生(やまのうち・とくりゅう、主著『ロゴスとレンマ』)
からそれを頂かれたと聞きました。