「臘八大摂心に参加して」
マルコス・モンロイ(メキシコから参加)
私は、4年を経て長岡禅塾に帰ってきました。
今回は臘八大摂心(ろうはつおおぜっしん)に参加するするための
3週間のショートステイでした。
嬉しいことに、今回もとても心豊かな体験となりました。
今回は参加者中、外国人は私一人で、
また細々としたことを思い出すことは、大変なこともありましたが、
他の参加者の手助けと導きで無事終えることができました。
私と同じように禅についての熱い思いを共有する
特に若い人達のお陰でやり通すことができました。
摂心は、身体にとってはいつも過酷です。
朝4時から夜10時までを7日間、休む間もありません。
私にとって長い時間坐ることが最もつらい時間でした。
しかし、そこで逡巡することはありませんでした。
なぜかといえば、坐禅と公案と一つになることで、心を集中させ、
自らの生活の一瞬一瞬と行動をはっきりと認識できるからです。
禅の哲学を学ぶことそして坐禅を実践することが、
日々の高みに到達する手段となることに疑念は全くありません。
より多くの若い世代の人達がこれを体験することを願います。
それが、この不確実な時代をより良い世界に形作ることに資すると思うからです。
(伊藤靖 訳)
英語版はこちらから
MY SESSHIN IMPRESIONS (written by Marcos Monroy)