道を学ぶべし
ススキ(長岡禅塾)
人生は何よりも道を学ぶのが必要だ。
気楽なおりでも
心の警備をおろそかにせぬこと。
古来、深遠な境地は、
長い長い縄のような努力と時間によって達するのを
待たねばならない。(黄庭堅)
*黄庭堅(黄山谷)は禅の世界にも親しんだ南宋を代表する詩人の一人。ここでは詩作の道のことについて言われているのであるが、仏の道を修する上についても当てはまることである。黄庭堅は上の詩句のすぐ前で、我執や栄誉・恥辱にこだわることを諫めている。出典は『中国詩人選集二集』第7巻。