卒塾生の来訪(令和5年12月27日)
鄧さんと息子さん
令和5年12月22日に珍しい人が訪ねてきました。
当時、みんなが「チンちゃん」と呼んでいた
卒塾生の鄧菁(とう・せい)さんが、
息子さんを連れて、浅井老師の墓参りにやってきたのです。
彼女が在塾していたのは1993~1995年の約3年間で、
中国からの留学生として大阪大学に通っていました。
それは私が勤務大学の内地留学生として
禅塾に寄宿していた期間(1992~1993)と少し重なっているのですが、
あまり親しく話し合った記憶はありません。
それでも30年ぶりの再会ですので大変なつかしく思いました。
彼女が現在も日本語が大変流暢なのには驚かされましたが、
それに加えて当時の在塾生たちの名前を一人ひとりよく覚えていて、
互いに彼らのことについて思い出を語り合いながら、
懐かしい一時を過ごすことができました。
ちなみに鄧さんのパートナーはフィルさんで、
フィルさんは鄧さんと同じ時期に、
ハーバード大を出て禅塾で禅の修行をしていましたから
その時に二人の間に運命の出会いがあったのでしょう。
フィルさんは現在、アメリカの東部・ニュージャージー州にある
名門ローレンスビル・スクールの宗教・哲学部門長のかたわら、
禅修行も怠ることなく、朝は毎日4時頃に起きて、
坐禅に勤しんでいると鄧さんから聞きました。
フィルさんは在塾当時も模範生でしたが、
今も卒塾生のかわらぬ鑑だと思います。
*禅塾HPの「長岡禅塾をおすすめします」欄に、
フィルさんの寄稿文「幸福は中間に隠れている」が掲載されています。
<お知らせ>
年内のホームページの更新は本日で最終になります。
新年度は1月6日(土)から再開いたします。
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次年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
よい年末年始をお迎えください。