半頭大雅(浅井義宣)老師
大雅窟遺風(十二)
2023年9月30日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風禅と論語
大雅窟遺風(十二) <無為(二)> 『論語』では、「無為にして治まる者は、其れ舜なるか」といわれていて、 その「無為」の用(はたら)きが礼であり孝弟(こうてい)なん …
大雲好日日記-217 「喫飯来(きっぱんらい)」
2023年9月9日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雲好日日記森本省念老師禅とは何か禅僧列伝
喫飯来(きっぱんらい)(令和5年9月9日) 「喫飯来」(孝慈室 森本老師筆) 『碧巌録』に金牛和尚(生没不詳、唐代)が昼食時になると、 いつも米櫃をもって僧堂前にあらわれ、踊りな …
大雅窟遺風(十)
2023年9月6日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風禅とは何か
大雅窟遺風(十) <一所懸命> 論語の中で、「身を殺して、もって仁をなす」(衛霊公 九)と言われています。ですから、論語もその都度、その都度のことに、全身、全霊を打ち込んでいく( …
大雅窟遺風(九)
2023年9月2日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風
大雅窟遺風(九) <担雪埋井> 仏教の修行というのは無駄骨を折るということですよ。一カ月英語早わかりというように、合理的にスーッといこうとみんな考えるんですが、これは駄目なんです …
大雅窟遺風(八)
2023年8月26日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風
大雅窟遺風(八) <照顧脚下> 「照顧脚下」の心構えとは、「己自身の本質に徹底せよ」ということです。自分自身を無にして悟りへの静寂の境地である「禅定」に入らなければ、何をやっても …
大雅窟遺風(七)
2023年8月19日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風
大雅窟遺風(七) <大疑> 禅では、「悟りとは何ですか」と問われたら、「悩みなさい」と答えます。「大疑は大悟」と禅では言います。疑問を持てば、あれこれ悩みますが、その先に悟りがあ …
大雅窟遺風(六)
2023年7月8日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風森本省念老師
大雅窟遺風(六) <錯々> 森本老師は茶目っ気がおありで、私に半頭大雅などという名前をつけて面白がっておられた。 師のつけた名前であるから、やむを得ないが、それでも …
大雅窟遺風(五)
2023年7月1日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風森本省念老師
大雅窟遺風(五) <無一物> 当時は、スッカラカンの貧乏で、寝る布団もなく、机をのせてその重みで夜をすごしたが、とても快眠などできる筈がない。 社会学をやっていた学生が可哀想におもってか、布団 …
大雅窟遺風(四)
2023年6月24日 半頭大雅(浅井義宣)老師大雅窟遺風森本省念老師
大雅窟遺風(四) <行脚> 私は、二十一歳のときに、私の一番好きな、おかきと水盃をして、すべてを捨てて僧堂に入ったんです。なぜ、すべてを捨てるかというと、何かが有るから問題がある …