禅と文化
大雲好日日記-202 「短歌で日本の旅を楽しむ」
短歌で日本の旅を楽しむ(令和5年1月11日) 長岡天満宮の今年の絵馬 昨年(令和4年)一年間、朝日歌壇に載った短歌の中から、 私に行ってみたいと思わせた場所を詠った歌10首を選んでみた。 &n …
大雲好日日記-200 「子規と仏教」
子規と仏教(令和4年12月14日) 長岡公園グランド わたしは正岡子規にだまされていたのだろうか。 いや、自分だけではない。 ほとんどの評論家たちも、 また子規にだまされたのであろうか。 &n …
大雲好日日記-198 「老子を楽しむ(3)」
老子を楽しむ(3)(令和4年11月23日) イチョウ(長岡禅塾近辺) 加島祥造『タオ――老子』筑摩書房刊より 子供に知識ばかり詰めこんで 子供のなかの自然の成長力を奪う時 その子がどんなに不幸 …
大雲好日日記-197 「鍋料理の話」
鍋料理の話(令和4年11月16日) 紅葉①(長岡禅塾) そろそろ鍋料理の恋しくなってくるころである。 なんでも11月7日は「鍋の日」で、 冬の到来を感じさせる時節に合わせて制定されたようだ。 …
大雲好日日記-196 「老子を楽しむ(2)」
老子を楽しむ(2)(令和4年11月9日) コスモス(長岡京市内) 道(タオ)の働きは、なによりもまず、 空(から)っぽから始まる。それは、 いくら掬(く)んでも掬みつくせない 不思議な深い淵と …
大雲好日日記-195 「老子を楽しむ(1)」
老子を楽しむ(1)(令和4年11月2日) 松葉菊(長岡禅塾近辺) 『老子』という本は深淵なところがあって なかなかその内容がつかみ難い。 その思想は禅の思想とも似ているところがあ …
大雲好日日記-192 「曙覧の“たのしみは”」
曙覧の“たのしみは”(令和4年10月5日) 朝焼けにつつまれる長岡禅塾 橘曙覧(たちばな・あけみ、1812-1868)に 「たのしみは」で始まる52首の歌がある。 橘曙覧といって …
大雲好日日記-190 「寂ということ」
寂ということ(令和4年9月21日) 噴水(禅塾近辺の池) 朝日朝刊の第一面に毎日掲載される 哲学者・鷲田清一さんの「折々のことば」に 毎回目を通している。 9月1日には民芸運動を …
大雲好日日記-189 「実朝(五)」
実朝(五)(令和4年9月14日) 斎藤茂吉の『源実朝』 久しぶりに実朝について書くことにします。 折しも今NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に、 実朝が登場してきていますが、 そのことと直接 …
大雲好日日記-188 「鷗外没後100年」
鷗外没後100年 (令和4年8月31日) 絵はがき(森鷗外の旧居/津和野) 今年は森鷗外が没して100年になるそうだ。 そのことに因んで7月14日の「天声人語」は 鷗外に関してこんな話を伝えて …