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大雲好日日記-204 「2022年 大雲選による俳句12か月」

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2022年 大雲選による俳句12か月

(令和5年1月25日)

 

ナンテン(長岡禅塾)

 

昨年(2022年)一年間、朝日俳壇に載った俳句の中より、

その月の様子をよく表わしていると思われる句を選んで並べてみた。

 

一月 山峡(やまかい)のうからやからや初詣(関根邦洋)

*「うからやから」とは「親戚のものみな」の意。昔はこの句のように元旦に親戚一同がそろって近くの氏神様に参拝したものだ。

 

二月 命生きて東風解凍候(はるかぜこおりをとくころ)へ(作者名 記載忘れ)

*「東風解凍候」は七十二候の一つ。二月上旬。

 

三月 蘆刈の水無瀬橋本みな朧(おぼろ)(樋口正太郎)

*「水無瀬」は谷崎潤一郎『蘆刈』の舞台。「橋本」は淀川を挟んで川向こうの町。

 

四月 今日よりは桜と歩く十日かな(保理江順子)

 

五月 見渡せば一軒だけの鯉幟(こいのぼり)(下道信雄)

 

六月 茶摘女珈琲を飲む昼餉哉(飯島幹也)

 

七月 風鈴や一条の風見逃さず(萩原行博)

 

八月 朱夏といふまばゆことば阿修羅仏(清水宏晏)

*「朱夏」とは、五行思想で朱色を夏に配することから夏のことを言う。

 

九月 風の盆路地のほどよき暗さかな(田村英一)

*「風の盆」は、富山市八尾町の年中行事。編み笠姿の男女が夜通し踊り歩く。

 

十月 死ぬ大事忘れるほどに秋澄めり(笠井 彰)

*「死ぬ大事」は禅語「生死大事」を踏まえる。

 

十一月 この奥に集落一つ渓紅葉(和田葉子)

 

十二月 暖房車曇り拭へば最上川(益子さとし)

 

 

 

 

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