長岡禅塾 塾生募集要項
公益財団法人長岡禅塾は、宗門に所属する専門道場ではなく、禅を通した人材育成および育成事業を目的として設立された、大学生対象の禅道場である。塾生は、個室を与えられて禅塾に寄宿し、京都や大阪の大学に通いながら朝晩禅の実践を行っている。三百名以上の卒塾生が、学界政界財界等で活躍している。(株)双日を中心とする9つの企業の支援によって、運営されているので、塾費、食費等は一切徴収されない。また卒業後の進路の拘束もない。
設立:昭和14年、現在の(株)双日(他8社)の創業者岩井勝次郎氏によって設立。理事長は岩井則雄氏(JERA LNG コーディネーション)。
塾長:北野大雲老師。京大大学院博士課程修了。建仁僧堂で修行。先代塾長浅井義宣(半頭大雅)老師の法嗣。
著書:『禅に親しむ』『禅と京都哲学』『自覚の現象学』等。
募集対象:心身健康で禅に関心をもつ大学生で、塾規を遵守するもの。学校、専門は問わない。ただし、禅塾から通学可能で、日課と学業との両立に支障のないこと。
長岡禅塾 規矩(きく)令和6年4月変更
◇年間予定
・4~6月、10、11月 制中 (夜坐20:00~21:00、土日・祝日を除く)
・7~9月、12~3月 制間 (夜坐なし)
・7月1日~7日、12月1日~7日 大接心
◇規則
・草履を脱ぐときはきっちり揃える
・室内を移動するときは叉手当胸をする
・全員で合掌低頭、三拝などを行うときは直日に揃える
・粥座、薬石時は食器や箸で音が立たないように注意する
・毎日曜日の朝に週当番、薬石当番を決める。薬石当番は一人週2回が目安
◇日程
~5:55 開静、入堂
【週当番】開門、禅堂の戸・窓開け
6:00~ 朝課、坐禅、読経、止靜(禅堂にて)
【直日】仏前線香、三拝
【週当番】打板
【読経】般若心経、消災呪×3、(回向)、大悲呪、(回向)、大悲呪、(回向)
四弘誓願×3、三拝 →消灯
【止靜】【直日】〇〇、〇、****(〇:柝、*:引きん)
6:40 喚鐘
【直日】大大大小大(打ち上げ)
7:00~ 日天掃除 ※制中は着物着用、袴なし
【直日】 〇
【週当番】粥座支度
週当番以外は禅堂掃除
※【週当番】月曜日に可燃ゴミ、木曜日に資源ゴミを捨てる
7:30 粥座
【週当番】大大大小大 ※雲板
【飯台看】〇、般若心経、〇、十仏名、喫粥偈、〇、生飯偈、食事五観文、三匙偈、〇
喫粥後 〇、(洗鉢)〇、折水偈、〇、粥畢偈、〇
8:00~9:30 作務
・月曜日:禅堂中庭
・火曜日:寮舎(トイレや風呂場、洗面台も)
・水曜日:書院
・木曜日:【直日】老師の指示を乞う
・金曜日:正門周辺
・土曜日:通用門周辺
15:00~ 薬石支度 ※当番のみ
【薬石当番】戸締り、点灯、廊下の拭き掃除、外掃除人数分の薬石を作る
17:30 薬石
【薬石当番】大大大小大 ※大柝
【飯台看】 〇 ※読経なし
喫飯後、〇、(洗鉢)、〇
20:00~ 夜坐、止静 ※火曜日は提唱(19:30~20:30)のため夜坐なし
【止靜】【直日】 〇〇、〇、****
20:30 抽解 【直日】 *、〇〇
20:35 止静 【直日】 〇、****、→巡警(夏二回、冬四回)
※皆がしっかり坐っていれば除巡
21:00~ 開枕、読経
【直日】 〇、三拝
【週当番】打板
【読経】 延命十句観音経×3、三拝
【週当番】守夜
◇日曜、祝日の日程
【週当番】開門、図書室、禅堂の戸・窓開け
6:00~ 開静、日天掃除
【週当番】打板、書院全体のワックスがけ、粥座支度
週当番以外は禅堂掃除
※座禅会がある第3日曜日は、草鞋、図書室(窓開け、提唱本・木魚・引きんを並べる)、
斎座用のお茶、喚鐘を用意する
7:00 粥座
日曜日の喫粥後、週当番、薬石当番を決める
7:30~11:00 大作務
【直日】老師の指示を乞う
21:00~ 開枕
【週当番】打板、守夜
*以上の規則に関しては、学業を優先するため、
授業のスケジュール等によっては相談の上、
個別に変更も可能です。
< 持ち物 >
・机、布団など最低限の生活必需品。
・着物、袴、腰ひも、たすき、(襦袢)、白足袋、下駄。運動着、軍手。箸、箸箱、湯呑。
・提出書類(入塾願書、履歴書、成績証明書、健康診断書)。
*持ち込みの冷暖房器具は使用不可(各部屋に冷暖房器有り)。テレビなし。
入塾希望者は、上記の入塾申請書を記入の上郵送するか、メールに添付してお送りください。
〒617-0824 長岡京市天神二丁目16-1
電話075(951)1010
E-mail: kitano@nagaokazenjuku.or.jp