円福寺(禅寺探訪 4)(5/9)

 

円福寺石柱

 

円福寺(京都府八幡市)には、

かねてより一度行ってみたいと思っていた。

 

そう思っていたところ、

4月20日が万人講で、この日に限って

山内全体が拝観できるということだったので、

その日に出かけてみた。

 

講の人たちで賑わう山門前

 

円福寺は長岡京から言えば、

桂川、宇治川、木津川の合流地点、

今度、国宝となった石清水八幡宮のある男山を挟んで

ほぼ真南の方向にある。

 

直線で結べば、そう遠くない距離にありそうなのだが、

電車で行くとなると、迂回する格好となり、

それで、いったん京都に出て、電車を乗り継がねばならず、

けっこう時間がかかってしまうのである。

 

最近は坐骨神経痛に悩まされていて、

いわゆる“QOL”なるものが低下し、

何事をするのにも少しおっくうになっている。

それで、禅会会員で八幡市在住の脇本さんを煩わせて、

車で円福寺まで連れていってもらった。

 

 

円福寺と言っても、

普通の人には余り馴染がないだろうと思う。

(もしかしたら、京セラの稲森和夫氏が得度した禅寺だといえば、

わかる人がいるかもしれない。)

しかし日本の禅宗史をひもとけば、

多くの高僧たちが修行した

臨済宗の古道場であったことがわかるのである。

 

新緑したたる円福寺の小道

 

創建は1783年で、開山は大応国師。

達磨大師の像を禅堂の聖僧として安置しており、

それで円福寺は達磨堂とも称されるようになった。

結構は山中に山門、本堂、庫裡、禅堂だけを配置する簡素なもので

いかにも江湖道場の名に相応しいたたずまいを見せていた。

 

帰りは松花堂庭園に立ち寄り、

きれいに整備された竹林の散策を楽しんだ。

ただ椿の花の時期を逸していたことが悔やまれた。

 

色とりどりのツツジからなる垣根(禅塾裏庭)

 

 

深紅色のツツジ(禅塾裏庭)