お孫さんたちの通参に思う(令和3年5月26日)
シャクヤク(長岡禅塾)
大阪、京都、兵庫に緊急事態宣言が発出されているこの5月は、
1月と同様にすべての禅会が休会となってしまった。
そんな中で護法会の世話人である脇本さんのお孫さん二人が、
脇本さんの車で熱心に禅塾に通ってきている。
日曜日の朝9時頃に禅塾に到着し、
午前中は作務、その後、斎座(昼食)を挟んで、
昼から一時間半くらい禅堂で坐禅をして帰宅、
大体そういうスケジュールである。
最初は一回限りのことだと思っていたのだが、
二回、三回となり、
こちらは感心することしきりである。
聞くところによると、
お孫さんたちの方が積極的で、
禅塾に行くのを楽しみにしているとのことである。
うれしいことだ。
思うに、
これには脇本さんの影響の大きいことがまず挙げられよう。
いつどのような仕方であったのか知らないが、
お孫さんたちは脇本さんの話を聞くなどして、
一度自分も坐禅をしてみたくなったのだろう。
大げさに言えば、
脇本さんの仏性がお孫さんたちの仏性を覚醒させたのである。
素晴らしい事ではないか!
必ずお孫さんたちの精神的財産になるはずである。
世界の人たちも注目している禅を
ぜひこの国でも受け継いでいってもらいたいものである。
そのために禅を年少の子供たちの間に、
伝えてゆく仕事が大人の通参者にもあるのではないだろうか。