日常禅の言葉(令和5年5月22日)
サツキ(長岡禅塾)
北野大雲老師の大雲好日日記を再開いたします。
3か月ほどお休みをいただきましたが、
今後は不定期で掲載いたします。
よろしくお願いいたします。
いちばん大切なのは、
一生懸命、生活すること。
一生懸命したことは、いちばん純粋なことであり、
純粋であることは、もっとも美しく、尊いことです。
(土井善晴『一汁一菜でよいという提案』より)
禅のことを全く知らない人の言葉が、
まさに禅のことを示唆した言葉になっていることがある。
そういう言葉を「日常禅の言葉」として拾ってみたい。
若い頃にヨーロッパにわたってフランス料理について学び、
帰国して一流料亭で和の料理を修得し、
最後にシンプルな「一汁一菜」の考えにたどりついた料理研究家は、
料理をする上で大切なことをそう述べる。
そしてそのように一生懸命に料理する親の姿が
子供たちの心に強く印象すると信じ、
教育の本質をそこに見ている。